1.井田正記念小学校の寄贈
2.記念小学校−その後ー

                                 

創設理事である故井田正先生は、中国医師を受け入れるだけでなく、財団の医療の向上のため中国医療施設を幾度となく訪れました。そのため中国への愛着も深く、先生の遺志を中国に残そうと考えた先生夫人と私たちは、小学校を中国雲南省へ寄贈することと致しました。事前調査を生駒常務理事が行い、井田先生夫人と大西会長、赤丸事務局長代理が竣工式に出席し、寄贈は無事行うことが出来ました。

 昆明市で行われた竣工式

   
 雲南省より贈呈された記念メダルと証書
 

小学校は雲南省金平県金河村という山村に中国の希望行程の一環として建設されたのですが、そこへの道のりは険しく大変でした。しかし老朽化した校舎が、新築され多くの村の子供達に喜ばれたことはうれしい限りです。

       
         金平への遠い道のり

     

険しい道に立ち往生  集まってくれた生徒達   記念小学校   新しい教室で受ける授業


記念小学校の寄贈ーその後ー
平成14年2月25日私たちは再び金平;金河村を訪れました。道の険しさは変わりませんが、途中の一部は新しい道ができたり、街が近代的になったりと大きく様変わりをしていました。金平の町もベトナムとの交流のこともあるのでしょうか、ずいぶんにぎわっており、田舎の小さな町から脱却しつつある感じがしました。
  
           朝食は米線(米麺) 水タバコを吸う人も居ます

前回は雨期であり、小学校の滞在時間も分単位のものでしたが、今回は子供たちと話ができたり、先生方とも生活感のある話ができました。また村の見学もじっくりすることができ楽しい交流ができました。金河村滞在は半日と短いものでしたが、ようやく納得がいった記念小学校寄贈事業でした。

     

   

昆明と金平の間にある個旧市は大きな町です。錫製品が有名で錫のカップや急須など欲しくなってしまいます。また漢方の病院も当然あり生薬市場もにぎわっています。市場では天然物オンパレードで見たこともない生薬がたくさんありました。