ちょっと観光案内

関西から昆明へ

JASの昆明直行便がなくなったので、関西からの昆明行きは少々面倒になりました。
成田を使用するか上海乗り換えとなります。

今ブレイクしているのは世界文化遺産にも指定された麗江(リージャン)です。昆明から飛行機でわずか30−40分です。(麗江空港から市内へは30分ほどかかります)
日本の飛騨高山を彷彿させる情緒のある綺麗な街です。ナシ属の女性の民族衣装も綺麗ですよ。ドンパ文字もアート風で楽しく街をアレンジしています。
街中には黒竜箪やドンパ文化館、伝統音楽の演芸場などもあり、1日を充分楽しめます。

旧市街ではおみやげを軒を並べて売っています。楽しいものばかりでみんな欲しくなってしまいますが、おみやげはおみやげと割り切って・・・。高価なものは特にね。

市内をほんのちょっとはずれると美しい玉竜雪山を見ることが出来ます。小1時間も走れば登山口です。バスとロープウェイで4500mまで登ることができますが、高山病には注意して下さい。麓で売っている空気袋も結構役に立ちます。頂上にも売っていますが・・。(登ってみて空気のありがたみが判りました)
あとはラマ教のお寺によって(ちょっとしつこい線香売りおばさん達を振り切り)厳かな雰囲気を味わいましょう。市も出ていて楽しいですよ。


旧市街と玉竜雪山


    
麗江の町並みとおしゃれな茶店そしておやつの米餅

もし時間があるなら束河村もよってみて下さい。玉竜雪山の豊富な清水が流れるしずかな村です。忘れてしまったのどかな雰囲気を思い出させてくれます。
また漢方に興味のある方は白沙村の和先生(右)を訪ねてみてはいかがでしょうか。オリジナルの漢方茶をごちそうになることが出来ます。先生は薬草を広い畑で栽培されています。この畑は石垣で囲まれているのですが、実は入り口が無いのです。和先生はこう見えても身が軽いのです。

有名な奇岩公園の石林(右下)も雲南省です。観光客が多すぎるのがたまに傷でしょうか。ここも民族衣装を着たお嬢さんがガイドしてくれます。


昆明市内にも見るべき所は多くあります。ここで昨年世界花博が行われましたが、公園として存続しているようです。また登竜門で有名な竜門があります。(洛陽にも竜門があります)ロープウェイ、リフトを使って昇ります。最後は徒歩になりますが、かなり険しいです。崖の道も狭くて少々恐いですが、志あれば是非、竜門の玉に触ってきて下さい。
また民族博物館には多くの少数民族の文化が集められています。一件の価値有りです。

昆明の西南、シーサンパンナはもう南国のジャングルの世界だそうです。実は私はまだ行っていませんが一度訪れてみたいものです。パンナを含め雲南省の原野には多くの貴重な動植物が残っています。(ただし入山禁止地区も定めれています)

全体的に食事の味付けは日本人にもあうようです。ただし食材の豊富な中国のこと、えーっというようなものもあります。メニュウはしっかりと把握して注文しましょう。
田舎へ行けばその土地土地の民族料理を味わうこともできます。イー族料理、ナシ族料理は美味しいと思いました。
蛇足ですが腐乳(ふにゅう:発酵した豆腐)はチーズみたいでおいしいです。あくまで個人的意見ですが・・・
最後に観光地や田舎のトイレは使うにはまだ勇気のいるところがあります。それもまた旅と割り切れない方、出来るだけ空港・ホテルで用をたしておきましょう。