−お茶を召し上がれ−

 喫茶去(きっさこ)とは「お茶を召し上がれ」の意味。
ここでは中国茶を中心に身体によいお茶を紹介します。

寒い冬、温かいお茶が恋しい季節です。気取らず熱いお茶をふうふうと頂く静かに香茶をたしなむ音楽を聞きながら花茶で遊ぶなどなど、お好みの形でお茶を楽しみましょう。


 さて、お茶には色々な種類があります。中国茶で有名なのはウーロン茶。でも、もっと奥は深いのです。そして香りがよく見た目が美しい花茶も楽しいです。それでは簡単に中国茶紹介しておきましょう。
 


中国茶をかんたんに紹介しましょう

中国はお茶の宝庫です。今ではウーロン茶だけでなくキーマン紅茶や雲南トー茶もよく知られています。お茶は中国雲南が原産地とされていますが、本来は薬用として使われていたようです。今でもセンキュウ茶調散というお茶を配合した漢方薬があります。

茶葉を用いたお茶は基本的に緑茶・白茶・青茶・黒茶・黄茶・紅茶の6種類(色)にわけられます。

緑茶:中国の緑茶は日本と同じ不発酵茶ですが、釜炒りで発酵を止めるためさっぱりとしあがります。 浙江省杭州のロンジン茶が有名です。

白茶:新芽をそのまま乾燥して作ります。生産量が少なく貴重品です。 白豪銀針茶は高級茶葉として知られています。

青茶:半発酵のお茶です。ウーロン茶は青茶に分類されます。

黒茶:乾燥前の茶葉を加熱加湿し、他の発酵茶と異なり麹菌で発酵させます。 発酵前に型に入れて固めた緊圧茶があり雲南沱茶(とーちゃ)が有名です。

黄茶:発酵の度合いの低い後発酵茶です。君山銀針茶など高級茶として知られています。

紅茶:紅茶は欧州という風に思いがちですが、そのルーツは中国安徽省の祁門(キーモン)です。世界3大紅茶の一つはキーマンと言われる所以はそこにあります。
香りが楽しい見た目が楽しい花茶

 きくかちゃ
−菊花茶−
夏にはうっとしい汗をふきとばして、すきっとさわやか。 菊花茶を冷やして召し上がれ。

 まりかちゃ
−茉莉花茶−
ジャスミンティです。茶葉が巻いたものは茉莉珍珠と呼ばれます。 中国茶の中でも香りの優れたお茶、そして中華料理にもあうお茶です。
こてこて中華料理も茉莉花茶ですっきり、脂肪も分解。

 まいかいかちゃ
−x瑰花茶−
ローズティーのことです。紅茶、緑茶をベースに、カップに浮いた花びらの上品な香りを楽しみます。

 けいかうーろんちゃ
−桂花烏龍茶−
きんもくせいの気品ある甘い香りがウーロン茶とマッチしています。ゆったりと癒やされて下さい。
       
菊花茶 茉莉花茶 茉莉花茶 桂花烏龍茶
 
ちょっとこの味!おすすめ?中国茶
苦丁茶:中国三千年の宮廷茶 (針灸治療室でお取り寄せ致します)

とても苦いお茶ですが、その苦みが身体によいことをおしえてくれます。ただし胃腸の弱い方には合わないようです。
苦丁茶は幾種類かあるようです。通常は葉を固く巻いた形のものです。お湯を注いで1−2分でおいしい?(苦い)お茶ができあがります。茶葉が開ききると、かなり苦くなります。飲み干したらまたお湯を注いで頂けます。大きめの湯飲みで頂いた方が良いでしょう。(写真は茶葉が見えやすいように小さい茶碗を選んでいます)
多くは海南島産ですが、中には茶葉の巻きが太く一見芋虫風のものもあります。これは若干さっぱりとした苦さです。苦さに関しては好みがあるようですが、巻きの太いものの流通はあまり多くないようです。


一般の苦丁茶(茶葉が開ききるとかなり苦い)  開いた茶葉

        
太い苦丁茶

   




ちょっと疲れたとき、好みの曲をBGMに静かにお茶を頂く。
・・・至福の時ですね。


さて、ここではお茶をお茶として楽しむだけでなく、
生薬の効能も引き出してみようという、
より健康的なお茶を紹介してもらうことにします。


Dr.kayokoのワンポイントアドバイス
漢方サラダティーのすすめ


私は漢方薬を用いた治療を行っていますが、普段から治療にちょっと足りない部分を、お茶で補えたらななんていうことを考えています。
お茶に医学的効能効果を求めることは問題もありますが、「病気ではないがちょっと具合が悪い」、「こんな病気になりそうかな」など将来罹りそうな病気を予測されるなら、少しでも予防になるものを工夫することも良いのではと思っています。
これは若干民間薬的な考えですが、実は漢方薬の中には食品でもあり、お茶として利用できるものもあるのです


ここでは漢方薬(生薬)中でも茶として若干気軽に飲用することが出来るものを紹介したいと思います。健康をサラダ感覚で頂く漢方サラダティー。サラダのフレッシュ感と漢方のしっとり和み感はいかがですか。

しかし何でも沢山飲めばよいというものではありません。一種類か二種類を日に2−3度飲用してはいかがですか。
                                         

荷葉(カヨウ;蓮の葉)
蓮の葉を乾燥したものを細かく砕いたものを用います。イライラするとき滋養強壮に用います。熱中症気味の尿が濃くなるとき時にもよいでしょう。2−3gをお茶として頂きます。

柿葉(シヨウ:柿の葉)
柿の葉は若葉の方がビタミンCは多いと言われています。病気に対する抵抗力が付き、風邪ひきの予防にもよいでしょう。


蘇葉(ソヨウ:紫蘇の葉)
風邪、気管支の弱い人、ストレスで疲れているときによいでしょう。


蒲公英(ホコウエイ:タンポポの根)
根を干したものを刻んで乾燥します。焙し茶こしで濾していただきます。食欲不振、胃腸の弱い方に

ヨクイニン(ハト麦)
ハト麦の皮を剥いだものがヨクイニンです。肌に潤いを与え、イボなどをとる効果があるとされています。
一般にはハト麦を炒ったものをお茶として用います。麦茶を炊き出す感覚でよいでしょう。


十薬(ジュウヤク;どくだみの葉、全草)

多くの薬効があることからこの名前が付きました。10〜15gをお茶として飲用します。ニキビ、便秘に良いとされています。生の葉を紙に包んで焼いて柔らかくしたものは腫れ物の膿みを出すのに用いられました。

人参(ニンジン;朝鮮人参の根)
貧血、低血圧、胃弱の方によいお茶です。エキスや乾燥根を適量お茶として頂きます。

枸杞(クコ;枸杞の実)
滋養に用います。乾燥したクコの実数gをお茶として頂きます。


胖大海(バンダイカイ;胖大海樹の種)
声が出にくい時に用います。水に浸すと大きく膨らむのでこの名前があります。
いようですがこれらはお茶ですが、お薬でも有り、やはりそれぞれ薬効が有ります。なにか病気に罹っておられたり、お薬をのんでいる方の中には飲用が不適な方もおられますので、方専門医や漢方薬局などでご相談下さい。