平成15年、(財)大阪漢方医学振興財団は設立20周年を迎え、
これを記念して記念講演会・シンポジウムを平成15年10月4日(土)に開催致しました。

 財)大阪漢方医学振興財団設立20周年記念行事(趣意)

記念行事は講演会(シンポジウム)とレセプションで構成し、講演会は「伝え学ぶ中医学」をテーマに先達の中医から診察法と豊富な診療体験のお話し頂き、シンポジウムは老中医と若手医師の忌憚のないディスカッションの場としたい。
 また中国の若手医師(皮膚科・口腔科)と日本の若手医師の交流の場となるような講演会を別途設け、より多くの科の先生方との意見交換の場となるとともに、財団と各先生方の医学交流の場としたい。

記念講演会は当財団河田佳代子常務理事を会頭とし 中国から老中医の柯雪帆先生(元上海中医薬大学教授)  キン士英先生(広州第一軍医大学教授)そして若手医師として常熟市第二人民医院の柯暁寛先生 第一軍医大学の魏輝先生をお招きして開催致しました。
講演会では柯雪帆先生とキン士英先生にそれぞれ「傷寒論辨証方法研究から −少陰病を中心として−」と「舌脉診法」という演題でご講演いただきました。
当財団からは伊藤理事長が基調講演を行いました。



中国、日本の老中医と谿 忠人先生(富山医科薬科大学和漢薬研究所教授) 田中識章先生(六角田中医院院長) 三谷和男先生(京都府立医科大学東洋医学講座助教授)安井廣迪先生(安井医院院長)および河田佳代子財団附属診療所所長が参加して行われたシンポジウムは充実し、参加者の先生にもお役立つものであったと確信しております。




シンポジウムで「左から伊藤良先生 (通訳;菅沼氏)柯雪帆先生・(通訳;林氏)キン士英先生・谿 忠人先生・河田佳代子先生・田中識章先生・三谷和男先生・安井廣迪先生」

来阪された右から柯雪帆先生 キン士英先生 柯暁寛先生 魏輝先生 記念レセプションでは当財団大西会長が挨拶を致しました。

会は盛会の元に終了致しました。参加された先生方およびご支援いただいた方々、財団役員、関係者の方々に深謝致します。
(要旨集がわずか残っています。ご希望の方は大阪漢方医学振興財団までメール又はお電話でお申し出下さい)